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浅川ダム裁判と栄村

2013.04.19

雪がまだ残る栄村

4月19日(金)
 午前10時半から、浅川ダム工事公金支出差し止め等請求住民訴訟、いわゆる浅川ダム裁判がありました。2010年3月、住民訴訟に踏み切って以来続いている裁判ですが、新年度から裁判所の異動に伴い、担当していた裁判官が代わり、裁判で私たち原告側が「危険で無駄なダム」と主張してきた論点を整理し、訴訟代理人を受けていただいている弁護士の皆さんが意見陳述をしました。代理人代表の大門弁護士は「ダムの危険性」について、一由弁護士はダムの危険性の中でも特にダム本体直下のF-V断層に関して、松村弁護士はダム建設ありきで過大に積算されている「基本高水流量」について、さらに、木島弁護士はダムと河川改修で洪水被害を防ぐというが、ダムがなくても洪水被害が生じない、費用対効果の根拠が崩れていることなど。4名の弁護士の意見陳述をされたのはまさに「圧巻」でした。閉廷したあと、初めて浅川ダム裁判の傍聴に来た方が「すごくよくわかった」と興奮気味に感想を述べていましたが、初めてでなくても4氏の意見陳述を聞けば「すっきり」丸ごとわかります。残念なことは、ダムが政治的思惑で造られていることです。
 裁判のあと、原告団の裁判報告会には参加せず、一路、栄村に向かいました。21日は栄村の村会議員選挙投票日。定数12名に13名の立候補で激戦の最終盤。地元の区の高橋彦芳元村長と私の二人が応援で共産党村議候補ともども訴えをしました。ちょうど、栄村北野(北野天満温泉のある地区)付近で街頭宣伝していたら雪が降り出しました。長野は桜も終わりだというのに、栄村で雪に降られるとは思っていなかったので、寒さが一層厳しくかんじられました。・・・春の気候は変わりやすいものですが、それにしても今年の気温の変動は激しいです。
 震災にも負けず、豪雪にも負けない栄村はこれから遅い春を迎えます。5月の連休は皆さん、お出かけください。

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