2011年8月

8月8日(月)

朝から暑〜い


ゴッホのひまわりとまではいかないけれど、県議団控え室のひまわりきれいでしょ!
 朝から太陽がギラギラ照りつけるなか、篠ノ井駅で伊藤まさみさんと朝宣伝。昨日は伊藤さんの地元松代ではげますつどいがあり、松代で期待する署名にお名前をいただいた118名の方をはじめ地元の皆さんや、まさみさんの友人や元の職場の仲間の方々150名が集まって「はげますつどい」がありました。やっぱり、昨日はまさみさんも緊張していたようでしたが、今朝は元気に朝宣伝の訴えもなかなか説得力があり、良かったです。朝宣伝を終えて、まさみさんは信州新町へ向かいました。

 私は、午前中は阿部こうじ市議の女性のつどい(8月21日、午後2時半、JAグリーンミナミ)の準備のため阿部事務所へ。つどいのお知らせや候補のパンフをもって保育園や介護施設など訪問しました。

 午後は、松代で伊藤まさみさんの女性のつどい(8月21日、午後1時半、サンホールマツシロ)の実行委員会で、つどいの準備状況とこれからのすすめ方など話し合い、確認しました。
(バタバタ、お昼ご飯も食べたような、食べないような、実はカロリーは十分に摂取しているようです。)

 夜は、長野民主商工会の皆さんが、市の出前講座を開き、私も参加させていただきました。出前講座の中身は、6月市議会で5000万円の補正予算が決まり、9月1日に申請受付が始まる、「長野市の住宅リフォーム助成制度」についてです。民商の会員の方たちの中には、一人親方の大工さんや内装・塗装などいろいろな業種の方がいます。いままで、民商のみなさんも仕事おこしになる住宅リフォーム制度を長野市でも実現して欲しいと共産党市議団と一緒に実現に向けてがんばってきました。ようやく実施される制度を活用して仕事起しをしようとやる気になっています。5千万円では400〜500件くらい受け付ければ予算が終ってしまうということで9月1日の申請は相当込み合うのではないかと思います。市の担当者は、今回できなければ来年度1億円の予算を予定しているので来年度まで待ってもらいたいということも言っていました。県内の市町村では、補正で繰り返し予算を積みましてがんばっているところもあります。長野市が今後、追加の予算化も含め、住宅リフォーム助成制度で地域経済の活性化の効果を実証して欲しいです。県でも検討をしている制度の実施を求めて私たち県議団もがんばります。

8月6日(土)

「浅川ダムと地震」シンポジウム

浅川ダム建設地調査。掘削工事中に右岸側にF−V断層がはっきりと出現しました。
コンクリートを吹き付けた斜面の赤い線がダムの堤体の形です。私たちが立っている周囲は見たとおり、白い岩石=裾花凝灰岩の層が幾重にも重なったような地質です。空気や水にふれるとぼろぼろ崩れ易くなります。水に浸っているところは、トロトロに溶けています。
浅川ダムと地震のシンポジウムは160名の参加者で会場がいっぱいでした。
講師の小坂共栄信大名誉教授は話に熱が入っています。私は司会でした。
 午前中は、緊急でしたがダム建設中の現場でF−V断層の調査をしました。
 浅川ダムはすでに本体工事のコンクリート打設に向けて掘削工事がほぼ終わりというところまで進んでいます。ところが、この掘削工事をするなかで、F−V断層が姿を現しました。
 このF−V断層については、過去に県がボーリング調査や横坑を掘って調査をした際に、断層と県は認めていなかったものを、その後、ダム建設に携わっていた職員と一緒に地質の専門家と当時の木島日出男衆議院議員、石坂県議とで横坑調査をし、断層を指摘をしたこともあり、その後も、脱ダム宣言を受けて県が設置した「治水利水ダム等検討委員会」で委員の先生が独自にトレンチ調査をするなどして、確認された断層でした。しかし、県は断層の存在を認めながらも、新たに詳細な地質調査はせずに、「脱ダム」から脱「脱ダム」・・・「穴あきダム」へと建設計画が変更され、現在に至って「F−V断層」が出現。県はこの断層を「ダム建設に支障はない」とこのままコンクリートで覆い隠すつもりなのでしょうか?
 私たちは「ダム建設を中止し、詳細な調査」を求めます。
 また、「掘削工事がほぼ終っている」ということですが、実は、ダム本体のコンクリート打設面まで70センチないしは80センチのところで掘削は止まっています。何故かというと、この辺りは裾花凝灰岩にスメクタイトというものが含まれていて、硬い「岩」が空気や水に触れると、もろく変質してしまいます。私たちの足元のあちこちに雨水によってぼろぼろ、トロトロになっている状態のものが多く見受けられます。こういう状態のところにコンクリートを打設することはできないので、十分に天候など気象を見極めて、コンクリート打設する一週間前ごろに、まず70センチ残っているうちの60センチを掘削し、いよいよ明日はコンクリートを打設という時に残りの10センチを掘削し、24時間以内にコンクリートを打設。という大変高度な技術を駆使して建設することになるそうです。(う〜ん。そこまでしてもダムですか?)

 午後は、バスターミナル会館で地質学がご専門で、以前から浅川ダム建設は安全といえるのか、もっと詳細な調査が必要だと言いつづけてこられた、信大名誉教授の小坂共栄先生を講師に「浅川ダムと地震」のシンポジウムを行いました。先生のご専門の話であり、東日本大震災、長野県北部地震、松本市の地震と続いているなかで、参加者の皆さんもかなり専門的なお話であるにもかかわらず、約1時間半にわたる講演を食い入るように聴いていました。
 先生も午前中のダム建設中の現地調査の際に撮った写真を、シンポジウム用に作られた資料に追加して熱心にお話をしてくださり、本当に凄いタイミングのシンポジウムでした。学んだことを生かして今後の活動を進めたいと思います。
 みなさん、これからも「あきらめず」、世論と運動の力で県政を動かしましょう。

8月4日(木)

全県地方議員会議


諏訪湖の水質がよくなって、水面に「菱」が繁茂しています。漁協の皆さんなどが菱と格闘しているそうです。
 毎週木曜日の朝は、七二会で伊藤まさみさんと宣伝。今日は岡谷で会議があるので、伊藤さんがマイクを握っている途中で失礼しました。8時過ぎに石坂県議と合流し岡谷へ。

 午前の全体会に南牧の菊池村長が見えて、職員や村民のみなさんと進めてきた村政について、楽しそうにお話されました。
 その楽しく語りたくなる村の話は、震災、原発事故で村に避難される方、特に夏休み中に放射線を気にせずに子どもたちに伸び伸びと過ごして欲しいという思いで受け入れているお話。それ自体はいいのですが、ちょっと残念なのは、村が子どもたちを受け入れたいと準備をしても、国や県が仲立ちをしてくれず、村長自ら先頭に立って行動して、ようやく実現したそうです。
 その他にも、村長室を訪れる村民の方に「村民が主役」と役場職員と気持ちをひとつにして実践していること。村内の宿泊施設の利活用をして村民がリフレッシュする事業やお年寄りが年金で利用できる入所施設などなど。村長就任以来約4年間にわたって取組まれたことについて講演されました。

 午後は、3つの分散会に分かれて、自治体の様子や市町村議員の皆さんの取組んでいること、率直に議会活動などで困っていることなど出し合いました。とても参考になる意見も多く出されました。そして、県や国に対して要請したり、国政の大本から変えなければと痛感することも多々あり、ますますがんばらなければと思いました。

8月1日(月)

7月30・31日―日本母親大会in広島へ


全体会の記念講演は湯浅誠さん

8000人(私は1万人くらいと思いましたが)の熱気につつまれた全体会場。

「INORI」を熱唱するクミコさん

平和公園「原爆の碑」と(原爆ドーム)
午前3時半。爆睡を目覚ましで破られ、どうにか起き出しました。ちょこちょことご飯の支度やら、ゴミ出しやらを済ませ4時半過ぎに家を出ました。まだ薄暗いなか、赤旗日曜版を配達し、どうにか6時9分のしなのに間に合いました。
 朝一番のしなので安茂里のOさんと一緒に名古屋経由広島へ。私たちが会場に着くと、ちょうど全体会は開会のあいさつが始まったところでした。今年も全国のおかあちゃんが元気に集まって熱気があふれていました。私も長野県の指定された場所でバスの前泊参加の皆さんと合流ました。
 反貧困ネットや年越し派遣村などで奮闘している湯浅誠さんの記念講演。そして、去年の紅白歌合戦に出場して、活躍され、今年3月11日にコンサートで初めて訪れた宮城県石巻で大震災に遭遇、被災したクミコさんが、紅白でうたった「INORI」を熱唱。INORIは、原爆で被曝し白血病を発病した少女貞子さんが薬の包み紙で折鶴を折り続けたことを詩にしたものです。大震災をくぐりぬけ、広島の地で「INORI」を歌うってすごいことです。
 東日本大震災、原発事故を受け、全国の運動の交流も力のこもった訴えが続きました。

 私はOさんと全体会が終る前に会場を抜け出し、原爆ドーム〜平和公園へ。実は、翌日の分科会のひとつで平和公園の碑めぐりというのがあるのですが、広島県原爆被害者団体協議会(被団協)のみなさんが特別に30日の夕方も碑めぐりの案内をしてくださるというので、お話を聞きながら平和公園内を回りました。
 私たちの案内をされた方は三登さんという方で、お母さんのお腹にいるとき被曝されたといわれました。毎日、公園に訪れる方に案内をしているそうです。アメリカが敗戦間際の日本に原爆を落としたのは、原爆の威力を確認する「実験」であったことなどはじめ、様々な資料を示しながら実際の爆心地で起こったこと、その後の広島を話してくださいました。
 広島・長崎の原爆投下、そしてビキニ環礁の水爆実験の死の灰。原子力の平和的利用という美名によってもたらされた福島原発事故。繰り返された痛苦の被曝・放射能汚染。今度こそ繰り返させないために、声を出し、行動を起こし、手をつなぎましょう。
 「ノーモア広島・長崎・福島」