3月7日 日本共産党演説会での決意表明

 みなさん、こんばんは和田あき子です。いよいよ投票日まであと1ヶ月と迫ってきました。昨年2月、候補者として決意してから1年以上にわたって、多くのみなさんに励まされ、候補者として育てていただきました。今日のこの目の覚めるようなピンクのスーツは私の暮らしている、地元七二会後援会のみなさんから贈っていただきました。ありがとうございます。
 
 長野商業高校卒、82銀行勤務という私の経歴をいかして、長商OBへの働きかけや、82銀行の支店へもごあいさつにまわりました。アポなしでも支店長応接でていねいに懇談したり、20代の若い女性行員から「和田さん、大先輩ですね。がんばってください」と激励されることもあります。朝の駅前宣伝でも「長野商業だってね。自分も長商だよ。」と声をかけてくださる方など、新たな広がりもあります。
 
 残された時間、悔いない活動、闘いをして、何としても石坂ちほ県議とともどもに2議席を実現して、県民のみなさんから寄せられる「共産党、いまが出番、がんばって欲しい」の熱い思いに応えたいです。
 
 私は、いまどこへ行っても「こんなに少ない年金からも税金をとって、介護保険料もどんどん引かれて、今の政治はひど過ぎる」と言われます。昨年、みなさんにご協力をお願いした「県民何でもアンケート」はいまだかつてなく沢山の返信がありました。その中に何人かの方がご自分の税金や国保の負担額を書き込んでありました。年金で暮らしている70代男性は16年度まで市・県民税非課税が17年度から課税になり18年度は63,600円です。国保はどんどん負担が跳ね上がり、3年間で62,060円も国保料が増えました。市・県民税と国保料の負担は3年間で何と12万5千円も増えています。これでどうやって暮らしてゆくのでしょうか。
 弱いものいじめ、お年寄りいじめの政治への怒りがこみ上げます。庶民大増税、その一方で、大企業には減税、優遇をする政治。この政治のゆがみを正すのは財界・企業献金を1円も受け取っていない日本共産党が大きくなることではないでしょうか。

 私の手を握って気持ちをこめて「がんばって」といわれるたびに、胸の奥までみなさんの思いが届きます。
 くらしが大変なときだからこそ、県政がくらし・福祉・教育の施策を充実させることが必要ではないでしょうか。ところが村井知事は、危険な地すべり地の浅川に100億円かけて「穴あきダム」を建設する、安全性の確認は必要はないと強引な姿勢で方針転換しました。「村井知事はもっと慎重に県民の声を聞くべきだと思う。どんどん後戻りしていくのが心配だ」とか、「ダムに100億円使うより、子育て支援に力を入れて欲しい」「高齢者のくらしを考えてほしい」など県政への願いが寄せられます。中学生の子どもを持つお母さんが「今年から中学も30人学級にしてほしかった」と「小学校までは、30人学級でクラスが落ち着いていたのに、中学に入ったとたんに40人も詰め込まれていて、学級崩壊しているクラスもあるんです。」と言われました。子どものことは待ったなしです。
 みなさんの願いをしっかり受けとめて、県政に届けるためにがんばりぬきます。ご支援よろしくお願いします。

 みなさん、いま全国で官製談合が大問題になっています。長野県も私が党県議団の事務局に入った9年前、吉村知事の時代、落札率が99%というひどさでした。
 日本共産党の県議団がくり返し制度の改革を提案してきた県の公共事業の入札改革は進んでいます。地元の業者が入札に参加しやすくなりました。落札率は8割前後になり、入札予定価格と落札価格の差金が、毎年300億円前後生じています。この数年で数百億円にもなっています。談合をなくし、改革がすすめば税金の節約になります。

 みなさん。マスコミ報道でもご承知のとおり議員の政務調査費の不正使用も大問題です。東京目黒区では公明党の議員が総辞職しました。
 かつては非公開だった政務調査費ですが、日本共産党は他党に先駆けて領収書の添付と公開を実施してきました。私は事務局で実務を担当していました。どこに出しても大丈夫です。議会運営委員会で共産党議員が奮闘し、今、長野県議会は1円までの領収書添付で公開し、日本一の透明度になっています。けれども、よく見れば、その使い道のなかには県民から見て納得できないものもあります。日本共産党は飲食費に1円も使っていませんが、他の会派は「食卓料」は支出が認められているからと、会議や出張で夕食代2100円、朝食代900円を使っています。まだまだ、議会も改革が必要です。

 県政改革の前進を願う、県民のエネルギーが大きいことを私は何度も実感してきました。
 県都・長野市で8年前に石坂ちほさんと堀内あきらさんで日本共産党が2議席になり、全県で5議席に前進し改革は始まりました。翌2000年の知事選で大きな変化につながりました。
 私は、吉村知事から田中知事そして村井知事へと激動の県政を目の当たりにしてきました。オール与党が、やりたい放題やっていたかつての県政に戻してはならない。この思いを強くしています。

 みなさん、いま村井県政になり、多くの県民が改革の後戻りを心配しています。今度の浅川に「穴あきダム」はその象徴です。
 
 現在、長野市の9人の県会議員の中で、浅川ダム建設反対でがんばりぬいているのは、日本共産党の石坂ちほ県議ただ一人です。
 鷲沢市長のこの長野市のたたかいが左右します。危険で役に立たないダムに反対して、長年住民のみなさんとがんばってきた日本共産党の議席が増えることが決定的です。
 4月8日の県議選では、改革の後戻り許さない、「ダムより、くらし・福祉・教育の充実を」願うみなさん、どうか私を県議会に送り出してください。長野市で、みなさんの目線で県政をチェックする力が大きくなります。
 私、和田あき子、全力でがんばりぬきます。どうかよろしくお願いいたします。